応用情報技術者試験の合格体験記
こんにちは。開発1部の鈴木です。
2024年の秋期試験(10月)を受験し、無事に合格することができました。これから応用情報技術者資格の取得を目指している方に向けて、私の勉強方法や、勉強時間などをお話ししたいと思います。
■応用情報技術者試験の概要
応用情報技術者試験のWebページ https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/ap.html
応用情報技術者試験は、独立行政法人情報処理推進機構が実施している試験です。春期(4月)、秋期(10月)の年2回実施しており、各地域の会場に直接赴いての筆記試験となります。
試験は午前、午後と分かれており、午前試験は80問の四肢択一問題、午後試験は必答問題が1問と、10問中4問を選択して回答する記述問題です。
■受験前のスキルレベル
同じく情報処理推進機構の基本情報技術者試験に合格していました。 エンジニアとしての経験があまりない方は、基本情報技術者をとってから応用に進んだ方が良いと思います。
■勉強方法
応用情報技術者試験ドットコム https://www.ap-siken.com/
上記のサイトでひたすら問題を解き続けました。それだけです。 前述の基本情報技術者試験受験の際にお世話になり、そのままステップアップしていった形です。
15年以上前から、精力的に更新され続けているサイトで、無料で利用できます。応用情報技術者試験の 過去問が網羅されており、解説も充実しております。
●午前試験の勉強
基本情報技術者試験の問題が一回り難しくなったくらいの難易度なので、基本情報技術者試験に合格していれば、上記サイトの過去問道場の問題を一通り解くのは難しくないと思います。
分からなかった問題は解説を読み、自分で他の人に説明できる、というくらいまで理解度を上げるように心がけました。分野を絞って出題する機能もありますので、苦手な分野はそちらの機能を使って何度も確認しました。
私は一日10~30分くらい取り組んで、2週間程で9割以上正答できるようになったので、午後試験対策に移りました。
こちらに時間をかけるよりは、後述する午後試験の対策にしっかり時間をとった方が良いと感じました。
●午後試験の勉強
午前試験が楽々解けるようになり、意気揚々と午後試験道場に乗り込んだのですが、一瞬で打ちのめされました。
四肢択一の午前試験と異なり、自分で記述して回答しなければならない午後試験は、情報技術へのより深い理解が必要とされました。最初の内は選択問題だけ当てずっぽうで回答して、記述問題は白紙で解説を読む、なんてこともザラでした。
しかし、応用情報技術者試験 ドットコムでは解説が非常に丁寧にされているので、理解できるまで読み込んで、気になるワードで検索をかけて知識を仕入れて、他の年度の過去問に挑戦を繰り返す内に、記述問題も正答できるようになっていきました。
午後試験は必答の問題が1問と、10問の内、4問の選択式ですので、選択する分野を絞った方が、必要な勉強時間は短くなります。私の場合は、選択する分野を完全に4分野に絞って勉強をしました。午前試験の過去問を解く中で、自分で得意だと感じた分野から挑戦するのをオススメします。
ただ、各年でそれぞれの分野の難易度にバラツキがあるので、念のため5、6分野の勉強をしておくのも手だと思います。問題文に目を通して、難易度に当たりをつけられるようになる必要がありますが。。。
午後試験は、各分野を10年度分、ほぼ正答できるようになるまで解いて受験に臨みました。合計で40時間くらいはかけたのではないかと思います。ここは自信がつくまで、じっくり時間をかけて勉強しました。
■応用情報技術者試験の振り返り
数ある情報系資格試験の中でも、それなりに深く、幅広い知識が求められ、難易度が高めだと言われる応用情報技術者試験ですが、試験勉強を通じて得られるものは大きかったです。特にエンジニアから、チームリーダーやマネージャーへのキャリアアップを目指す人にとっては、一つの指針となってくれるのではと感じました。
私は、今後、応用情報技術者試験の更に上のレベルと目される試験にも挑戦したいと思っています。現在は情報処理安全確保支援士試験の勉強を続けております。
最後になりましたが、ここまでお読みくださり、ありがとうございました。この記事が、これから応用情報技術者試験の受験を目指す方のお役に立てることをお祈りしております。